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‘Madarao Forest Trails 50km’森の中を駆け抜けるトレイルランニングレース。トレイルランナー石川弘樹さんの思いが、ここ斑尾高原において初の全面プロデュースという形で実現した。
今大会のコンセプトの一つである‘自然との共存を考え、環境への配慮に重点を置く’という考えのもと、大会前々日、そして前日に行われた「生命の森づくり」植樹活動には、2日間で延べ85名の選手が参加。今回のレースでも使用するトレイル沿いにある杉の伐採跡林地に、一般の植樹参加者らとともに、ブナ300本、オオヤマザクラ100本の苗木の植樹を行った。
7日午後には、石川氏によるトレイルランニングクリニックとコースガイダンス、競技説明と続き、そのまま参加者全員参加によるパーティーが行われた。
翌10月8日、まだ明けきらぬ空の下、続々と選手が集合し、朝食や荷物預かり等を済ませる。外ではすでにポツポツと雨が落ち始めていた。スタートゲートでその時を待つ選手たち。石川さんからの熱いメッセージ、そしてカウントダウンでAM6:30に一般クラス50kmスタート。10分ほどするとスタート地点から斑尾山の中腹を横切る選手の姿を確認することができた。そしてAM7:00、ビギナークラス15kmスタート。
しだいに強くなる雨の中、レースは続き、ビギナークラスは徳永吉彦選手が1時間14分というタイムでトップでゴールした。出走者数は男子70名、女子62名の合計132名。なんとその選手全員が、制限時間(3時間)内にゴールするという、完走率100%のレースとなった。
一般クラスはスタートから5時間ほど経過した午前11時過ぎ、トップ選手の姿が斑尾山の中腹に見え始めた。記念すべき第1回大会のチャンピオンは、終盤に見事逆転をした渡邉千春選手(タイム5時間6分)、そして2位は途中までトップを守っていた地元から参戦の山田琢也選手、3位にはパタゴニア日本支社の中川政寿選手が入った。女子の初代チャンピオンには岡安多鶴選手が輝いた(タイム6時間28分)。2位は森円佳選手、3位には須藤吉仕子選手が続いた。ゲストランナーのキャリン・ヘリー選手は女子トップ、総合でも10位となる貫禄の走りを見せた。
そして、スタートから9時間の制限時間を越え、会場の撤収作業も始まる中、女子の最終ランナーがスイーパーとともに石川さんの待つゴールへ。石川さんとかたい握手を交わし、レースが全て終了した。一般クラスの出走者数は男子178名、女子43名の合計221名。完走率は男子81.5%、女子72.1%、トータルでは79.6%という結果になった。
最後に・・・
ビギナークラス、一般クラスともに大きな事故、けがもなく、無事に終えることができました。ゴールした選手からは、雨の中でのレースでありながら、「美しいトレイルで楽しかった」「温かみのあるレースだった」というような声が多数寄せられ、今大会のもう一つのコンセプトである‘トレイルランニングの楽しさを感じてもらう’という思いも伝えることができたのではないかと思います。
参加選手のみなさん、応援のみなさん、そしてエントリーいただきながらも出場できなかったみなさん、本当にありがとうございました。また大会開催にあたり、ご協力をいただいた特別協賛4社をはじめとした協賛各社のみなさま、地元妙高市、飯山市をはじめ周辺市町村、関係団体、そして取材いただいたマスコミ各社のみなさま、本当にありがとうございました。
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